VOL.85 不妊症 ~その4~

漢方では、「妊娠適齢な女性が避妊を行わずに、結婚後3年以上妊娠しないこと」または、「過去に妊娠歴があって避妊せずに3年以上妊娠しないこと」を不妊症(漢方では不孕(ふよう)といいます。)としています。
実際のご相談の中では、このようなケースが多いのはもちろんですが、それ以外に「流産しやすい」といった方のご相談も多くみられます。
「流産」は漢方では、「堕胎」「小産」「滑胎」などと称し、西洋医学では、妊娠22週未満までに妊娠が継続できなくなることとされています。
その中で、胎児が子宮内で死亡してしまう流産のことを「稽留流産」と言い、妊娠6,7週に起こりやすくなります。
また、妊娠22週未満で出血や痛みの症状を伴い流産になりかかっている危険な状態を「切迫流産」といいます。
「流産」の原因は様々で、特定するのは困難ですが、漢方では「稽留流産」は、『腎精不足』や『気血両虚』、「切迫流産」は、『腎気不固』や『気虚下陥』といったパターンが多くみられます。めまぐるしい社会の変化で、ストレスや過労で無理をなさっている方が多くみられます。
それが不妊症だけでなく様々な疾患の原因になっているようです。さらに、日本人は胃腸の弱い方が多いようです。
このことを漢方では「脾虚」といいますが、これが、「不妊症」や「習慣性流産」などの原因になっているケースも多くみられます。
当薬局では、これらの点を充分に考慮したうえで、「中医婦科学」をベースに、日本人の体質に合わせた漢方治療を行っています。
是非、一度ご相談下さい。